双極性感情障害Ⅱ型なのにうつ病と誤診されていたケース

相談時の状況

ご本人からお電話でご相談いただき、後日ご本人に無料相談会へご参加いただきました。

 

社労士による見解

この方は以前北海道に住んでおられ、職場で受けたストレスからうつ症状が出現するようになりました。仕事を辞め、地元の精神科へ通院しながら自宅療養されていたのですが、通院開始から1年後くらいに、突然京都で暮らすことを思いつき、直ぐに引っ越しをされたそうです。
引っ越し後はしばらく受診せず、約1年後から京都の精神科へ通院するようになったそうです。

北海道の精神科ではうつ病と診断されており、京都の主治医からも軽いうつ病と言われていました。

しかし、今までの経緯や症状、話しぶりや考え方の傾向から、うつ病ではなく双極性感情障害Ⅱ型の可能性が高いように感じました。

 

受任してから申請までに行ったこと

まずはご本人から主治医に、障害年金の申請を行いたい旨をご相談いただきました。すると主治医からは、『あなたはうつ病と言っても症状が軽いので、障害年金は無理です』と言われてしまいました。

特にⅡ型の方に多いのですが、双極性感情障害ではなく、うつ病と診断されているケースがよくあるように思います。

私見ですが、双極性感情障害Ⅱ型はうつ症状がメインで、躁になっても異常行動があまりなく、少し気分が良くなるだけの方が多いようです。ご本人としてはうつ症状の辛さばかりを受診時に訴えますし、そもそも患者の話をあまり聞かない医師もいらっしゃいます。

またうつ症状がきついときは外出もままならないため受診すらできず、比較的ましな状態の時に診察を受けることが多いため、元気な印象を与えてしまいます。こういった事情から、実態にそぐわない診断書を書かれてしまうことが多いように思います。

実際この方は、うつ症状が酷いときは過眠傾向が強く、一日中横になって過ごしておられました。外出も一切できず、他人と接触することにも激しい抵抗を感じるため、電話にも一切出られなくなります。躁転すると一転して活発になり、高価なものをカードで次々と購入したり、思い付きで習い事や仕事を始めたりします。多弁傾向も出てきて誰彼かまわず話しかけ、延々しゃべり続けたりもします。躁からうつに移行する際は情緒不安定となり、イライラして暴言を吐いたり暴力を振るったりしてしまうため、家族関係が破たんして現在は一人暮らしをされてました。こういった状況について改めて医師にお話頂いたのですが、残念ながら見解は変わりませんでした。

ご本人は元々この医師に不信感を持っておられ、転医を希望されましたので、しっかり話を聞いてもらえるクリニックをお教えしたところ、直ぐにそちらへ移られました。
初診時には、病状を医師に把握してもらえるようヒアリングを元に参考資料を作成し、医師へお渡しいただきました。数か月後に、やはり病名は双極性感情障害Ⅱ型と診断され、診断書をお書きいただくことができました。

 

結果

無事、障害基礎年金2級に認められました。

うつ症状がある方は、なかなか具体的な症状や日常生活の状況等を伝えることができず、医師に病状を理解してもらえていないケースが散見されます。医師によっては、そもそも殆ど話を聞いてもらえない場合もあります。

特に精神疾患は目に見える病気ではありませんので、慎重に対応していかなければなりません。まずは専門家へご相談いただくことをお勧めします。

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