白血病とうつ病でで障害基礎年金1級を受給できたケース
ご相談にいらした状況
ご本人から電話でご相談いただき、ご自宅まで伺いました。
社労士舩田による見解
お話を伺ったところ、白血病発症前に精神疾患で障害年金の申請を行い、失敗されたとのことでした。
当時の診断名は、「うつ病・解離性障害・パニック障害」だったそうですが、申請された診断書の控えを拝見すると傷病名が「解離性障害・パニック障害」となっており、また障害の程度も実態より軽く書かれていました。
症状を軽く書かれていましたのでそれだけでも等級に該当するかどうか微妙な内容でしたが、「解離性障害」や「パニック障害」は障害年金の対象外ですので、不支給の決定は致し方ないものでした。
白血病については、検査結果を確認したところ、障害等級2級以上に該当する数値でした。
受任から申請までに行ったこと
まず精神障害について医師に確認したところ、解離性障害やパニック障害の症状が深刻であり、そちらを強く主張した方が審査に通りやすいと考えて、うつ病についての記載は省いたとのことでした。
解離性障害やパニック障害が、障害年金の対象から外されてしまうことをご存じなかったようです。元々診断されていたうつ病についても触れていただくようお伝えし、診断書を改めてご作成いただきました。
白血病についても診断書をご作成いただき、その後それぞれの疾患について別々に病歴就労状況等申立書を作成しました。
結果
精神障害で2級、白血病で2級と認められ、総合で障害基礎年金1級を無事受給できました。
申立書・診断書の内容によって、障害年金を支給されるか否かが決まってしまうことがありますので、まずは、専門家にご相談いただくことをお勧めいたします。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)
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