うつ病で障害基礎年金2級となり遡及も認められたケース(事例№6527)
相談時の状況
クリニックの主治医から紹介されたとのことで、うつ病を患っておられる50代の女性からご相談いただきました。
社労士による見解
この方は、約4年前に突然弟さんが自殺してしまい、そのショックで抑うつや思考制止などの症状が出現するようになりました。
夫に連れられて近くの精神科クリニックを受診し、約1年ほど通院しましたが症状は改善しませんでした。
すぐに別の精神科を受診しましたが医師と合わず、2回受診しただけで別の精神科へ再度転医しました。
しかしそこの医師とも合わず、不安症状が増大して夫との関係も悪化してしまい、離婚して実家へ戻ることになりました。
実家近くの精神科へ改めて掛かりなおし、ようやく落ち着いて治療に専念できるようになりました。
現在は少し落ち着いてきたものの、抑うつ症状から何もできずに一日中横になって過ごしており、身の回りのことは兄夫婦に助けてもらってなんとか生活できている状態でした。
希死念慮も強く、死にたい気持ちが抑えられないほど高まることもたびたびありますが、幼い娘さんのことを考えて何とか思いとどまっているとのことでした。
受任してから申請までに行ったこと
発症前から現在までの状況について詳しく聴き取った内容を基に、医師へご覧いただくための参考資料を作成しました。
病歴就労状況等申立書を作成する際も、詳細なヒアリングに基づいて作成しました。
結果
無事に障害認定日まで遡って、障害基礎年金2級に認められました。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)
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