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うつ病で障害基礎年金2級に認められたケース(事例№6766)

相談時の状況

うつ病を患っておられる30代の女性について、就労移行支援事業所の方からご相談いただきました。

 

社労士による見解

この方は子供の頃から人の感情に敏感で、ちょっとした表情や話し方の変化へ過敏に反応する傾向があったそうです。
家族に対しても同様で、特に父が姉をよくしかっていたため、怖くてよく泣いていました。

高校生の頃にはクラスメートがいじめにあっているところを目撃して人間不信となり、不登校となりました。
その後定時制高校へ転校し、卒業後も人が怖いため進学もアルバイトも出来ず、20代半ばまで自室に引きこもっていました。

その後一念発起して専門学校へ進学し、卒業後はがんばってアルバイトを始めましたが、職場の人間関係に強いストレスを感じてすぐに辞めてしまいました。

このままではいけないと考えて精神科を受診しましたが、医師に対して恐怖を感じてしまい、数回で行けなくなりました。

その後は、精神科の受診やアルバイトを何度も試みましたが、どこに行っても通院も仕事も長続きしませんでした。

2年前にようやく安心できる精神科医に出会い、継続して通院できるようになりました。
また就労移行支援事業所にも通うようになり、障害者雇用での就労を目指してなんとかがんばっておられました。

医師の診断名はうつ病で、強い希死念慮もありましたので、障害等級2級に認められる可能性があると判断しました。

 

受任してから申請までに行ったこと

現在通院中の精神科では今までの経緯などをあまり伝えられていないとのことでしたので、診断書を依頼してもらう際は、子供の頃から現在までの状況について詳しくまとめ、参考資料として医師にお渡しいただいたところ、実態に即した内容でお書きいただけました。

病歴就労状況等申立書を作成する際も、ヒアリングに基づいて詳細にまとめました。

 

結果

無事、障害基礎年金2級に決まりました。

 

社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)

舩田 光朗
舩田 光朗社会保険労務士
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