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知的障害と発達障害で障害基礎年金2級に永久固定で認められたケース(事例№5349)

相談時の状況

軽度精神遅滞と自閉症スペクトラム障害の診断を受けておられる20歳の男性について、お母様からご相談いただきました。

以前こちらでサポートした方のお母さんから紹介されたとのことでした。

 

社労士による見解

この方は3歳になっても言葉がです、多動が目立ったそうです。
幼稚園では集団行動ができず、勝手に外へ出てしまうため、園庭の門は常に鍵がかけられていました。

両親が異常を感じて医師に診せたところ、発達障害及び軽度知的障害の診断を受けました。

小学校では支援学級での入学を希望されましたが、教育委員会から「言葉が話せる」という理由で普通学級へ入るよう言われたそうです。
しかし実際は、言葉を発することはできるものの、相手の話は理解ができず、意思の疎通が困難でした。
また勝手に学校を抜け出して行方不明になるなどの問題行動が目立ったため、上級生からいじめられるようになりました。

1年生の途中から支援学級へ替えてもらえたものの、運動会ではピストルの音を嫌がるため録音したものを使用してもらったり、光に過敏なため校庭ではサングラスを掛けさせてもらうなど、多くの配慮がなされました。
自分の思い通りにならないと壁に頭を打ち付けたり、激しく暴れたりするため、高学年の時には低学年の児童から集団で暴行を受けることもあったそうです。

中学卒業後は支援学校へ進み、卒業後は障害者雇用で働いていましたが、見通しの立たないことに極度の不安を感じてパニックになるため詳細な業務手順の説明が毎朝必要でした。

また相手のいうことをすべて真に受けてしまうため、お金をだまし取られたりすることもありました。

知的障害は軽度で、双極性感情障害や統合失調症などの二次障害もありませんでしたが、日常生活に大きな支障がでていることは明らかでしたので、障害等級2級に該当すると判断しました。

 

受任してから申請までに行ったこと

この方は投薬の必要が無く、通院もされていませんでしたので、発達障害も詳しい信用できる精神科クリニックをご紹介しました。

また、この方の養育歴や日常生活の状況などを効率よく医師へお伝えするため、お母様へのヒアリングに基づいた詳細な資料を作成し、予め医師にご覧いただいたうえで診察していただきました。

すると、実態に即した内容の診断書をお書きいただくことができました。

 

結果

障害基礎年金2級に、更新手続きの必要がない永久固定で決まりました。

障害年金は基本的に更新制で、障害状態が変化しやすいと判断されるほど期間が短くなります。

うつ病などは、大半が1年更新です。

状態に変化が無いと判断されるほど更新期間は長くなり、手足の切断のように、完全に症状が固定する障害は永久固定となります。

二次障害のない知的障害や発達障害は、以前はたまに永久固定が出ていたのですが、平成29年に大きな審査体制の変更があってからはあまり見かけなくなりました。

ご本人にとって一番良い結果になり、本当によかったです。

 

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