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知的障害で障害基礎年金2級を受けていたが更新時に診断書作成を断られていたケース(事例№6011)

相談時の状況

20歳から知的障害と自閉症スペクトラムにて障害基礎年金を受給されている20代半ばの男性について、グループホームの職員さんからご相談いただきました。

年金機構から更新の案内が届いたので、診断書を医師に書いてもらわないといけないのに、書いてくれる医師がいないとのことでお困りでした。

 

社労士による見解

初めての更新だったのですが、最初の申請時に診断書を書いてもらった医師は既に引退されていたため、患者やカルテを引き継がれたクリニックを受診し、そこの医師に相談されました。

ところがその医師からは、「通院もしていないのに書けない」と断られてしまったそうです。

しかたなく様々な精神科クリニックや病院へ電話して事情を説明したそうですが、どこも受け入れてもらえませんでした。

ご本人は、DQ(発達指数)が40に満たない中等度の知的障害でした。

多動や衝動性も目立ち、思い通りにならないことがあると大声を上げて暴れたりすることもあるため、グループホームで生活しておられました。

しかし幸い、双極性感情障害やうつ病などの二次障害はありませんでしたので、定期的に通院して投薬治療を受ける必要もありませんでした。

そのため、療育手帳や障害年金の更新の時だけ受診する予定にされていたとのことでした。

 

受任してから申請までに行ったこと

この方は障害状態確認届(診断書)の提出期限が、残り1か月しかありませんでした。

すぐにでも受診して診断書を書いてもらう必要があったのですが、残念ながら知的障害や発達障害まで対応してもらえる精神科は意外と少なく、しかも初診は時間を掛けて診察してもらう必要があるため、数か月先まで予約が埋まっていることも珍しくありません。

遅れて診断書を提出しても再び受給できるようにはなるのですが、それまでは支給停止されてしまい、それでは経済的に困窮してしまうとのことでした。

そこで、よくこちらへ様々な相談員さんから患者さんのことについて相談していただいたり、院長からのご要望で職員全体へ障害年金の勉強会を実施したこともある病院の相談員さんへ相談してみることにしました。

事情を説明したところご納得いただけ、心当たりのある医師にお願いしてもらったところ、運よくご協力いただけることとなりました。

また受診される前に、お母様からご本人の養育歴についてヒアリングし、それに基づいた参考資料を作成して病院へお送りしておいたところ、スムーズに状況を把握してもらうことができ、すぐに診断書をお書きいただけました。

 

結果

無事に更新されました。

また次回以降の更新時にも診断書をお書きいただけるよう、今後は3か月に1回程度の頻度で通院されるとのことでした。

 

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