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不安神経症だったが自閉症スペクトラム障害と診断され障害基礎年金2級に認められたケース(事例№6726)

相談時の状況

不安障害の診断を受けておられる20代の女性からご相談いただきました。

 

社労士による見解

この方は、小学校へ入学した当初からいじめられていたそうです。
場にそぐわない発言をしたり、相手の容姿について思ったことを口にしたりすることが多かったことなどが原因ではないか、とのことでした。

また、特定の遊びを一人で数時間も続けたり、学校や社会のルールが理解できなかったりして、周りに溶け込むことができませんでした。
勉強も全くできず、特に数字が苦手で、九九が覚えられなかったり、割り算が理解できなかったりしたそうです。

2年生頃から学校を休みがちとなり、3年生になると完全に不登校となったため、大きな総合病院へ通院するようになりました。
しかし発達障害などの診断はつかず、通院は続けたものの結局学校へは行けないまま卒業しました。

卒業後は通信制高校に進学しましたが、特定の教師に嫌悪感を抱いてすぐに通えなくなったそうです。
症状も改善しないため何度か転医しましたが、効果がないため通院しなくなりました。

通信制高校卒業後はなんとか就職しましたが、仕事がなかなか覚えられず、ケアレスミスも多かったそうです。
予定外のことが起きるたびにパニック状態となったりもするため、毎日上司から叱責されていました。

常に仕事のことが頭から離れず、希死念慮も見られるようになったため、母親に連れられて近くの精神科クリニックを受診したところ、不安神経症と診断されました。

仕事はすぐに休職し、投薬治療も受けましたが、改善が見られないため数か月後に退職しました。
通院しても意味が無いと感じて通院しなくなり、状態は悪いままでしたが焦燥感に駆られてすぐに就職活動を始めたそうです。

ところが人と接することに恐怖を感じるようになり、死にたい気持ちが抑えられなくなってきたため、再び同じ精神科クリニックへ通院するようになりました。

そのクリニックでは、いまでも不安神経症と診断されているとのことでした。

実は、不安神経症などの神経症に分類される病気は、障害年金の対象外とされています。
その症状によって日常生活に大きな支障が生じていても、精神病の病態を示していると認識してもらえない限り、障害年金を受給することはできません。

しかしこの方の幼少期から現在までの経緯を伺った限りでは、神経症は二次的なもので、根本原因として発達障害があるのではないかと感じました。

残念ながら、発達障害まで対応できる精神科は限られています。
明らかに自閉症スペクトラム障害や注意欠陥多動性障害の傾向が見られる場合でも、発達障害を得意としている医師でなければ、そのことを指摘してもらえず、二次障害として発症した神経症などの対処だけをされることが多いように思います。

また発達障害以外でも、精神の障害の傷病名は、診る医師ごとに異なることがよくあります。
例えば、A医師には「適応障害」と診断されていたが、B医師からは「うつ病」と言われ、C医師からは「Ⅱ型双極性障害」と診断された、という方にお会いしたこともあります。

 

受任してから申請までに行ったこと

発達障害を得意とされている精神科クリニックをいくつかお教えしたところ、すぐに予約をされ、約半年後に転医されました。

発達検査を受けたところ、やはり自閉症スペクトラム障害と診断され、二次障害としてうつ病も発症していることがわかりました。
転医まで半年かかりましたが、受診後は速やかに診断書をお書きいただくことができました。

病歴就労状況等申立書を作成する際は、幼少期から現在までの経緯や具体的なエピソードなどを詳細に記載しました。

 

結果

無事、障害基礎年金2級に決まりました。

 

社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)

舩田 光朗
舩田 光朗社会保険労務士
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