双極性感情障害で障害基礎年金2級に認められたケース(事例№7052)
相談時の状況
双極性障害を患っておられる30代のお嬢様について、お母様からご相談いただきました。
市の保健所へ相談したところ、まずは当センターへ相談してみるよう勧められたそうです。
社労士による見解
この方は約10年前に職場で無視されるようになったことでパニック発作が起こるようになり、精神科クリニックを受診しました。
仕事は退職し、通院して投薬治療を受けていましたが、症状は改善しませんでした。
カウンセリングがあるクリニックへ転医しましたが症状は悪化するばかりで、強い希死念慮から自傷行為を繰り返したり、無計画に浪費して数百万円の借金を作ってしまったりしたそうです。
ちょっとしたことでイライラして周りにあたり、医師に対しても暴言を吐いてしまったため、通院しにくくなって別の精神科クリニックへ転医しました。
また当時はA型の就労継続支店事業所で就労していましたが、そこでも対人関係でトラブルを起こして退職し、以後は自宅に引きこもって生活しているとのことでした。
現在でも気分の変動が激しく、うつ状態では過眠傾向となり、一日中横になって何もできません。
たまに気分が上向くと、お金遣いが荒くなってネットで不要なものを買い込んだり、身の回りの世話をしてくれている母親に暴言を吐いたりしてしまうそうです。
そのような行動を後で悔やみ、見捨てられ不安からリストカットしてしまうことを繰り返していました。
受任してから申請までに行ったこと
最初の精神科への受診状況等証明書(初診日証明)作成依頼は、ご本人が連絡を取りづらいとのことでしたので、こちらから依頼して作成してもらいました。
診断書を主治医に依頼してもらう際は、これまでの経緯や躁状態とうつ状態のそれぞれの時の症状や日常生活状況について参考資料に詳しくまとめたものを作成し、受診時にお渡しいただいたところ、実態に即した問題のない内容でお書きいただけました。
病歴就労状況等申立書も、ヒアリング内容に基づいてこちらで作成し、申請しました。
結果
無事、障害基礎年金2級に決まりました。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)

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