心房中隔欠損で障害厚生年金3級に認められたケース
ご相談にいらした状況
ご本人からお電話でご相談いただき、後日無料相談会へご参加いただきました。
社労士舩田による見解
詳しくお話しを伺うと、数年前に異常を感じて医師の診察を受けたところ心房中隔欠損と診断され、その半年後にペースメーカーの植込み手術を受けられたそうですが、小学生の頃にも心房中隔欠損で手術を受けたことがあるようでした。しかし小学生の時は術後しばらく通院していたものの、その後は一切医師の診察を受けておられず、数十年間に渡って普通に社会生活を送っておられました。
受任から申請までに行ったこと
再発時が初診になると考え、ペースメーカー植込み術が行われた時点と、現時点の診断書の作成を医師へ依頼していただきました。また医師はあまり診断書の作成に不慣れなご様子でしたので、診断書の書き方についてお電話での説明も行いました。
結果
無事障害基礎年金3級に認められ、2年分の遡及も行われました。
同じ病気の再発でも、長期間医師の診察を受ける必要が無く、社会生活を問題なく送れていた場合は、社会的に治癒していたと判断されて、再発した時点を初診日として主張することができます。しかし社会的治癒の判断はあいまいなため、審査官や審査医によって結果が異なってくる可能性があります。
誤った判断や不利な判断をされてしまわないために、状況をわかりやすく病歴就労状況等申立書などで表現しておくことが望ましいです。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)
-
当サイトをご覧いただきありがとうございます。当事務所は京都を中心に、府内全域を対象として、障害年金の申請サポートを行っております。(※相談は全国対応です。)
「相談して良かった」「やるべきことが明確になった」と、相談後には気持ちが前向きに、軽くなれる様、耳を傾け、アドバイスすることを心掛けております。まずはお気軽に相談ください。
- 6月 4, 2020精神の障害不支給からの再チャレンジでカルテの提出を求められたケース(事例№5083)
- 6月 2, 2020肢体の障害進行性核上性麻痺で障害基礎年金1級に認められたケース(事例№5216)
- 5月 26, 2020内臓系の障害初診が20年前の慢性呼吸不全で障害厚生年金2級に認められたケース(事例№345)
- 5月 18, 2020精神の障害幼少期の脳腫瘍が原因で高次脳機能障害となったケース(事例№5120)
関連記事
クイックタグから関連記事を探す
「心臓の障害」の記事一覧
- マルファン症候群からの慢性心不全で障害厚生年金3級に認められ5年遡及も出来たケース(事例№6560)
- ブルガダ症候群で障害厚生年金3級に認められたケース(事例№6792)
- 大動脈弁閉鎖不全症で障害厚生年金3級に障害認定日まで遡って認められたケース(事例№6737)
- 心臓疾患で子供の頃から通院していたが障害厚生年金1級に認められたケース(事例№6695)
- 大動脈弁狭窄症で障害厚生年金3級に認められたケース(事例№6388)
- フルタイム勤務しながら大動脈弁閉鎖不全症で障害厚生年金3級に認められたケース(事例№5278)
- 大動脈解離で手術日まで遡りが認められたケース(事例№5149)
- 解離性大動脈瘤による人工血管置換で手術日まで遡って障害厚生年金3級に認められたケース(事例№542)
- ヌーナン症候群による心臓肥大で障害基礎年金2級に認められたケース(事例№407)
- 口腔がんによるそしゃく嚥下障害とペースメーカーを合わせて障害基礎年金2級に認められたケース(事例№263)
- カルテは無かったが特発性肺動脈性肺高血圧症で障害厚生年金2級に認められたケース(事例№189)
- 大動脈弁閉鎖不全症で障害厚生年金3級を5年遡及ケース(事例№29)
- 完全房室ブロックで障害厚生年金3級に認められ遡りも行われたケース
- 大動脈弁狭窄症で障害厚生年金3級に認められたケース
- 慢性血栓塞栓性肺高血圧症で障害基礎年金2級に認められ5年遡及も認められたケース
- 大動脈弁閉鎖不全症で障害厚生年金3級に認められたケース
- 僧帽弁狭窄兼閉鎖不全症で障害厚生年金3級に認められたケース
- 心室細動で障害厚生年金3級に認められたケース
- 狭心症で障害厚生年金2級を受給できたケース
- 洞不全症候群で障害厚生年金3級に認められた事例
- 急性大動脈解離で障害厚生年金3級に認められたケース
- 【ICDで障害厚生年金3級】働きながら5年分の遡及も認められたケース
- 大動脈解離で障害厚生年金3級の3年遡及が認められたケース
- ペースメーカー装着で障害厚生年金3級を受給できたケース