統合失調症で障害基礎年金2級に認められたケース(事例№6969)
相談時の状況
約2年前に統合失調症を発症された女性について、ご両親からご相談いただきました。
活発な性格で友達も多く、勉強の成績も優秀だったそうです。
社労士による見解
ご両親から詳しくお話を伺うと、この女性は子供の頃から努力家だったそうです。
高校卒業後は就職せず、アルバイトをしていたそうです。
20代はフリーターで過ごしましたが、このままではいけないと考えたのか、正社員で仕事を探し、30歳を過ぎてから初めての事務職についたそうです。
経理の部署でしたが未経験だったため、必死に勉強をして簿記1級の資格を取得し、続けてパソコン検定2級も合格しました。
しかしがんばりすぎて精神的に追い詰められていたようで、その頃から誰もいないのに、誰かと会話しているかのような独り言が見られるようになったそうです。
そのうち夜中に大声で騒ぎだしたり、突然父の部屋に怒鳴り込んで、「なにかしたやろ!」と詰め寄ることもありました。
精神に異常を来していることが明らかだったため、両親は精神科へ連れて行こうとしましたが、本人は病識が全くなく、「自分はおかしくない」と言い張っていうことを聞きませんでした。
しかし、夜中に壁を叩きまくったり、床を激しく踏み鳴らし続けたりするようになり、最終的には泣きながら本人から、「病院に連れてって」と言ってきたそうです。
すぐに近くの精神科へ連れて行かれました。
やはり統合失調症と診断され、投薬治療を受けるようになったところ、次第に幻聴や幻覚などの陽性症状は落ち着いていきましたが、代わりに陰性症状が出るようになり、意欲が低下して一日中家で寝ていることが多くなりました。
必死で勉強して簿記1級の資格を取りましたが、難しいことは考えられず、簡単な計算やパソコン操作もわからなくなりました。
受任してから申請までに行ったこと
主治医はいままであまり関わったことが無い方でしたが、ご本人が障害年金の相談をされた際に、「病歴就労状況等申立書の作成は難しいから、社労士に相談したほうがいいよ」とおっしゃられたとのことでしたので、好意的にご対応いただける可能性が高いと判断しました。
そこで、今までの経緯や、日常生活の状況などについてご両親に細かくヒアリングし、それに基づいた参考資料を作成して、診断書作成依頼時に医師へお渡しいただいたところ、実態に即した問題のない内容でお書きいただけました。
病歴就労状況等申立書も、ヒアリング内容に基づいて作成しました。
結果
無事、障害基礎年金2級に決まりました。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)

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