統合失調症で障害基礎年金2級に認められたケース(事例№7160)
相談時の状況
統合失調症を発症された50代の女性について、ご主人からご相談いただきました。
社労士による見解
奥様は、元々人付き合いが苦手だったそうです。
35歳頃から盗聴されていると訴えだし、機械まで購入して盗聴器を探すようになりました。
「隣人から攻撃されている」、「自衛隊に家の中をスコープで覗かれている」、「強い電波に襲われている」などと主張し、一人で外出できなくなりました。
その後は長年自宅に引き籠って生活していたそうですが、数年前から夜中に大声を出して暴れるようになったため、ご主人が無理やり精神科病院へ連れて行ったそうです。
統合失調症と診断され、そのまま入院となりました。
しかし病識がなく、処方された薬は飲んだふりをして捨てていたそうです。
退院後は通院治療を受けていましたが、やはり薬を飲まなかったため、再度症状がぶり返して暴れるようになりました。
夫が運転する車で病院へ向かっている際に、幻聴からの命令を受けて走行中の車から飛び降りて行方不明になったこともありました。
再度入院させようとしましたが、幻聴で「あの病院には行くな」と命令されたと主張し拒絶するため、別の病院へ連れて行ったそうです。
毎回ご主人が手渡しすることで薬を飲むようになり、陽性症状は次第に治まっていきました。
しかし現在は強い陰性症状が出ており、自宅に引き籠って誰とも接触せず、横になって過ごしているとのことでした。
受任してから申請までに行ったこと
医師に診断書の作成を依頼してもらう際は、ご主人からのヒアリングに基づいた参考資料を作成し、受診時にお渡しいただいたところ、実態に即した問題が無い内容でお書きいただけました。
病歴就労状況等申立書を作成する際も、ヒアリング内容に基づいて詳細に記載しました。
結果
無事に障害認定日まで遡って、障害基礎年金2級に決まりました。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)

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