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中咽頭がんが原因の嚥下障害と言語障害で障害基礎年金1級に認められたケース(事例№7708)

相談時の状況

中咽頭がんを患っておられる50代の男性について、奥様からご相談いただきました。

 

社労士による見解

この方は約5年前に胃がんを発症し、胃を全摘出されたそうです。
その後は半年に1回程度定期的に受診して検査を受けていましたが、幸い転移はありませんでした。

ちょうど1年半前、のどに痛みがあったため受診したところ、中咽頭がんを新たに発症していることがわかり、大学病院の耳鼻咽喉科を紹介されました。

化学療法のみで治療を行うこととなったため咽頭は摘出されませんでしたが、気管切開を受けたため、喋ることができなくなっていました。
また口から食事をすることができない状態であり、また過去に胃がんで胃を全摘出していたため、胃婁ではなく腸瘻で栄養を補給していました。

あくまでも気管切開は一時的なもので、それが終われば喋ることも口で食事することも可能になるはずでしたが、現時点ではどちらもできませんでしたので、言語障害として2級、嚥下障害として2級に該当し、合わせて1級に認められると判断しました。

 

受任してから申請までに行ったこと

この方は過去に胃がんを経験されていましたので、中咽頭がんが転移によるものであれば、胃がんについての初診日を証明しなければならなくなります。
念のためご家族から医師へ確認してもらったところ、転移ではなく新たに発生したものだと判断されていましたので、1年半前にのどの痛みを訴えて最初に受診した時点が初診日と判断し、その医療機関で受診状況等証明書(初診日証明)を取得しました。

診断書を依頼していただく際は、正しい書き方をご理解いただけるよう参考資料を作成し、受診時にお渡しいただきました。
出来上がった内容を拝見したところ、概ね正しくお書きいただけていましたが、既往症の欄には「胃がん」と傷病名だけが記載されていました。

このまま提出をすると、今回の中咽頭がんと胃がんとの因果関係を疑われ、初診日が遡ってしまいますので、「中咽頭がんと胃がんに関連がないとお考えの場合は、その旨を追記してほしい」と奥様から医師へお伝えいただいたところ、そのようにご追記いただけました。

病歴就労状況等申立書にも、胃がんとの因果関係は無い旨を記載しておきました。

 

結果

主張通りに初診日が認められ、障害基礎年金1級に決まりました。

 

社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)

舩田 光朗
舩田 光朗社会保険労務士
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