左耳の聴力は60デシベルだったが感音性難聴で障害厚生年金3級に認められたケース(事例№5391)
相談時の状況
感音性難聴でお困りの、50代の女性からご相談いただきました。
社労士による見解
この方は、長年テレフォンオペレーターのお仕事をされていたそうです。
10年くらい前から、健康診断の聴力検査で引っ掛かるようになったそうです。
総合病院の耳鼻科を受診したところ、両感音性難聴と診断され、補聴器を購入されました。
その後は徐々に聴力が低下していき、数年前に業務に支障をきたすほど悪化したため、テレオペの仕事を解雇されました。
最近になって医師から障害者手帳の申請を進められ、診断書を書いてもらったそうです。
内容を拝見したところ、聴力レベルは右が80dbで左が60dbでした。
聴覚障害の認定基準では、両耳の平均純音聴力レベルが70db以上だと、3級に該当します。
またこれを満たさない場合でも、両耳の聴力レベルが50db以上で、さらに最良語音明瞭度が50%以下だと3級に該当します。
この方は左が60dbでしたが、最良語音明瞭度を見ると40%でしたので、3級に該当すると判断しました。
受任してから申請までに行ったこと
診断書を医師に書いてもらう際は、正しい内容でお書きいただけるよう、記載が必要な個所の説明や障害認定基準などをご理解いただくための参考資料を作成し、ご本人からお渡しいただきました。
結果
無事、障害厚生年金3級に決まりました。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)
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