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非定型精神病で障害基礎年金2級に認められたケース(事例№454)

相談時の状況

非定型精神病と診断された、20代女性のお父様からご相談いただきました。

 

社労士による見解

お父様から詳しくお話を伺いました。

この方は昔から何でもがんばりすぎる傾向があり、高校生の頃も、勉強や部活に多忙を極めていたそうです。
高校2年生の頃からパニック発作や食欲低下がみられるようになり、睡眠時間も1日2時間から20時間と、2週間おきに大きく変動するようになりました。

その年の暮れに自宅で動けなくなり、学校からの勧めで児童精神科へ通院するようになったそうです。
しかし症状は安定せず、高校は出席日数の不足から留年したため、退学してしまいました。

その後は専門学校へ進んだのですが、うつ症状が酷く、朝起きられないため殆ど通えなかったそうです。
うつ症状が強いときは1日20時間以上も眠っていたためベットから出ることもできず、その間は食事もできなかったため、体重は30キロ台まで減少しました。

そうかと思えば突然活動的となり、腱鞘炎になるまで夜通しパソコンで作業をしたり、何時間も友人と電話で話し続けたりすることもあったそうです。

そのうち症状は薬の副作用だと思い込むようになり、勝手に通院を止めてしまいました。

ところがその1年後、突然「世界の真理がわかった!」などと支離滅裂なことを言うようになり、裸で踊り狂ったり、大声で暴れまわったりするようになったため、精神病院へ入院させられました。
入院しても三日三晩飲まず食わずで過ごしたり、誰もいない方向へ向かって「お前は何者だ!」などと一人でしゃべり続けていたそうです。

「私は卑弥呼」「今NASAと通信している」と言いだしたり、トイレ以外で用を足したりすることもあったため、一時的に拘束されることもありました。

ところが数か月後に突然正気に戻り、異常が見られなくなったため、退院して大学へ通うようになりました。
しばらくは病院の指示通りに投薬治療を続けていたのですが、半年もすると「自分は治った」と主張して、通院を止めてしましました。

その1年後くらいから激しい妄想や幻聴・幻覚の症状がぶり返すようになり、再び入院しました。
入院後も症状は安定せず、常に「宇宙人が襲来した!」「電磁波異常が起きる!」などと騒いでいたかと思うと突然うつ状態となり、希死念慮が高まって自殺をほのめかしたりするそうです。

いつ何をしだすかわからないため、常に監視が必要な状態が現在も続いているとのことでした。

 

受任してから申請までに行ったこと

まず初めに、初診と伺った医療機関へ連絡し、当時のカルテの有無を確認しました。
すると約十年前でしたがカルテは残されていたため、直ぐに受診状況等証明書(初診証明)を作成してもらいました。

次に、現在入院中の病院にはよくしっている相談員の方が複数いらっしゃいましたので、医師のお考えやカルテの内容などを相談員の方に確認してもらいました。

すると、先生は非常に協力的でしたが、その病院に入院する以前の状況についてはご存じなく、カルテにも入院以降のことしか記載されていないことが分かりました。

そこで、発症から現在までの状況についてお父様から詳しくヒアリングし、今までの経緯をわかりやすく文章にまとめたものと、取得した初診証明のコピーを相談員の方から医師へお渡しいただところ、問題の無い診断書を作成してもらうことができました。

 

結果

無事、障害基礎年金2級に決まりました。

 

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