原因不明の食道狭窄で障害基礎年金2級に認められ、3年分の遡及も獲得できたケース
ご相談にいらした状況
ご本人からお電話でご相談いただきました。
社労士舩田による見解
遠方にお住まいだったため、電話による聞き取りのみで対応しました。詳しくお話を伺ったところ、数年前に子宮筋腫で入院しておられた際に原因不明の食道狭窄が出現したとのことでした。また以前は腸瘻を設定しておられました。現在は少し改善したため腸瘻は外されていましたが、それでもヨーグルトや野菜ジュースなどしか喉を通らない状態で、障害等級の2級に該当すると判断しました。
受任から申請までに行ったこと
診断書の作成をスムーズに行っていただけるよう、正しい書き方について説明する資料を作成してご本人から医師へお渡しいただきました。しかし出来上がってきた診断書を見ると記載漏れや間違いが多く、障害の状態も実態より軽く書かれてしまいました。医師へ連絡して問題点を説明しようとしたのですが、このご相談者様は経済的な理由であまり通院できておらず、医師もその点を不満に感じておられたようで、あまりまともに取り合っていただけませんでした。そこでその病院のケースワーカーや看護師に連絡を取って事情を説明し、医師との間に入っていただいて何とか問題のない診断書に修正していただけました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、3年分の遡及も行われました。
比較的人口の少ない郊外では、大きな医療機関の医師でも障害年金の診断書をあまり作成したことが無い場合が多いように感じます。そのため普通に診断書の作成を依頼しても問題だらけの内容で出来上がってくることがあり、こと細かく書き方を説明しなければならないケースが今までもよくありました。一般の方がご自身で進めようとしても、的確に医師へ説明することは難しいと思いますので、まずは専門家へご相談されることをお勧めします。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)
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