全身性エリテマトーデスで障害厚生年金2級に認められたケース
ご相談にいらした状況
ご本人よりお電話でご相談いただき、後日無料相談会にご参加いただきました。
社労士舩田による見解
詳しくお話しを伺ってみると、関節の痛みなどを訴えて受診されたのは30年以上も前ですが、 どこの病院に行っても原因不明と言われ、ようやく病名が判明したのは15年前でした。
現在は関節の痛みに加えて肝臓の数値も悪化しておられたため、障害等級に該当すると判断し ました。
受任してから申請までに行ったこと
SLEのような難病は診察できる医師が限られており、病名が判明するまでに時間が掛かる 場合が多くあります。
このようなケースは、どこを初診日として進めていくのかを的確に判断する必要があります。今まで受診してこられた全ての医療機関を聞き出し、最も可能性の高かった病院へ確認したところ、運よくカルテが保存されていました。
初診日の証明書(受診状況等証明書)を作成してもらったところ、間違いなく初診日として認 めてもらえる内容だと確認しましたので、そこを初診として進めました。
結果
無事、障害厚生年金2級に認められました。 障害年金制度における初診日とは、病名が判明した時ではありません。 原則は、その病気や相当因果関係があると思われる病気の症状を訴えて、初めて医師の診療を 受けた日が初診日です。
そのため診断結果が誤診であったり、原因不明と言われた場合でも、そこが初診日であると判断されますのでご注意ください。
社会保険労務士 舩田 光朗(ふなた てるあき)
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