医師から無理だと言われていたが障害基礎年金2級に認められたケース

相談時の状況

10代の頃から双極性感情障害を患っておられる20歳の女性の、お母様からご相談いただきました。
就労できる状態に無いため主治医に障害年金の相談をされたのですが、『入退院を繰り返してないと無理ちゃうか?』と言われてしまったそうです。

お母様とご本人に事務所へお越しいただき、詳しくお話を伺いました。

 

社労士による見解

中学3年生の頃から突然眠ってしまう症状が出現し、歩いている最中でも眠ることがあったそうです。お母さんはてんかんを疑って神経内科を受診させたそうですが、脳波に異常は見られませんでした。

そこで精神科を受診させてみると、ナルコレプシー(睡眠障害)と診断されたそうです。
そのうち気分の浮き沈みも激しくなり、酷いうつ状態や希死念慮も見られるようになって、双極性感情障害と診断されました。

現在でも非常に状態は悪く、うつ状態が酷いときは殆ど何も食べられず、意欲が湧かないため入浴もできません。一日中横になっている状態です。

躁になると一転して活動的となり、突然出かけたり、アルバイトを始めたりします。

しかし躁からうつへ転じるときは情緒不安定となり、家の中で暴れたり、希死念慮が強まって自殺しようとすることもあるため、家族は目が離せません。

正しく審査してもらうことができれば、障害等級2級に該当することは確実でした。

 

受任してから申請までに行ったこと

躁うつ病で、特にⅡ型の場合は、医師に診断書を実態より軽く書かれてしまうことがよくあります。

その原因は、病気の特徴から医師が日常生活の困難さを把握しにくい点にあります。

双極性感情障害の方は、うつ状態が酷くなると何もできなくなり、昼間はずっと寝ていることも珍しくないため、病院に行くこともできません。

そのため自然と躁状態の時に受診することが多くなり、医師に元気な印象を与えてしまうのです。
双極性感情障害Ⅱ型の場合は、軽いうつ病と誤診されているケースもよくあります。


そこで医師に実際の状況を正しく理解してもらうために、ご本人とお母様から普段の様子について細かくヒアリングし、日常生活の状況について詳しく資料にまとめました。
これを受診時に医師へ渡してもらい、正しい認識を持っていただいた上で診断書を作成してもらいました。

またこの医療機関は知っているソーシャルワーカーさんがいらっしゃいましたので、事情を説明し、この方からも先生に説明をしてもらいました。

病歴就労状況等申立書も、詳しいヒアリングに基づいて日常生活の困難さを正しく理解してもらえる内容で作成しました。

 

結果

無事、障害基礎年金2級に決まりました。

障害年金制度における精神疾患の認定基準は、非常に曖昧です。
診断書の記載項目もほとんどが医師の主観で記入するものばかりですので、間違った認識に基づいて書かれてしまうと、正しく審査してもらうことができなくなります。

医師に無理だと言われてもあきらめず、まずは専門家へご相談ください。

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