摂食障害で受診していたが知的障害だったケース

相談時の状況

精神病院のソーシャルワーカーさんからご相談いただきました。
摂食障害で入退院を繰り返している40歳の患者がおり、障害年金を申請するよう勧めているが本人は殆ど会話が成り立たず、ご両親もご高齢で話を理解してもらえず困っているとのことでした。

お話の内容から元々発達障害や精神遅滞があり、それが原因となっている可能性が高いように感じましたので、まずは院内で発達検査を実施していただきました。その結果が出てから病院へお邪魔し、相談員の方とお父様から詳しくお話を伺いました。

 

社労士による見解

検査結果を拝見するとIQは66で、特に言語理解が際立って低いことがわかりました。
幼少期から様々な問題があったはずですが、お父様はあまり異常を感じておられなかったようで、この結果について説明を受けてもあまり理解されていないようでした。

ソーシャルワーカーさんによると、本人は質問しても何も答えず、お父様も殆ど状況を把握しておられないため、医師も養育歴などがわからず困っておられるようでした。

摂食障害は障害年金の対象外ですが、知的障害は対象となります。
現在の状況をお聞きしただけでも、障害等級に該当することは明らかでした。
しかしご本人は何もしゃべらず、お父様とのやり取りもスムーズにいかないため、医師も診断書の書きようがないと仰られたそうです。

 

受任してから申請までに行ったこと

お母様が他の病院に入院しておられるとのことでしたので、お話を聞くため病室までお邪魔しました。詳しくお話を伺ったのですが、お母様も息子さんの異常にはあまり気づいていなかったようです。しかし細かく質問しながら伺っていくと、様々な異常行動が幼少期からあったことがわかりました。小学校の頃から成績は極めて悪く、友達もほとんどいなかったそうです。家でも殆ど会話はなく、何もせずじっとしていることが多かったそうです。
中学卒業後は夜間の定時制高校へ進んだそうですが、2年生の時に唯一心を開いていた先生が退職してしまい、それから自室に閉じ籠るようになってしまいました。

家族とは一緒に食事を摂らなくなり、何を食べていたのかご両親は把握していなかったようです。入浴や着替えも殆どせず、殆ど外出をすることもないまま約20年も過ごしておられました。

数年前にトイレの中で倒れているところを発見され、救急搬送されました。栄養失調で体重は30㎏(身長は160cmほど)しかなく、非常に危険な状態でそのまま入院となりました。
摂食障害と診断されましたが食べないことにこだわりがあったわけでは無く、入院中は時間を掛けながらでも食事をしていたため、順調に体力が回復して数か月後に退院されました。

しかし退院後は再び食事を摂らなくなって徐々に衰弱していき、数か月後に再び入院されました。その後も何度か入退院を繰り返し、精神科の受診を勧められて現在の病院へ転医されたそうです。

こういった幼少期から現在までの状況を詳細にまとめ、治療の際の参考資料として医師にお渡しいただきました。すると本人の状況をご理解いただき、直ぐに診断書を作成していただけました。

病歴就労状況も、詳細なヒアリングをもとにこちらで作成しました。

 

結果

無事、永久固定で障害基礎年金2級に認められました。

 

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