わざと審査に通らない病名で診断書を書かれてしまったケース

相談時の状況

ご本人の奥様よりお電話でご相談いただき、後日無料相談会へご参加いただきました。

 

社労士による見解

この方は職に就いても長続きせず、いつも短期間で辞めされられていたそうです。
仕事が続かないことによるストレスから抑うつ状態となり、精神科を受診したところ、元々IQ68の軽度知的障害者であり、同時に広汎性発達障害であったこともわかりました。

どこの職場に行っても人間関係を構築できず、仕事を覚えることもできないため、毎回解雇されていたようです。二次障害としてうつ病を発症しておられました。

うつ状態も深刻でしたが、簡単な作業も覚えられないため仕事ができず、人の気持ちが理解できないため会話もスムーズに行えない状態でしたので、確実に障害等級2級以上に該当すると判断しました。

 

受任してから申請までに行ったこと

奥様から医師へ障害年金を申請したい旨をご相談いただいたところ、診断書の作成を快諾していただけました。

しかし出来上がった診断書を拝見すると記入漏れが非常に多く、内容もいい加減なものでした。
そのままでは年金事務所の窓口で受付すらしてもらえない仕上がりでしたので、奥様と医師のところへ同行し、記載が必要な項目について細かく説明しました。

説明時は医師も好意的に話を聞いてくれているように感じたのですが、修正していただいた診断書を見てみると、当初は病名が『軽度知的障害及び広汎性発達障害』と書かれていたにも関わらず、『抑うつ性行為障害』に変更されていました。
『抑うつ性行為障害』という傷病名は、実は障害年金の対象とされていません。病名だけで審査からはねられてしまうのです。
さらに障害状態についても、前回のものより軽度に書き換えられていました。

抜けている項目への追記をお願いしただけなのですが、それが気に食わず、わざと通らない内容に書き換えられてしまったようです。

肢体障害や内科系疾患と違い、精神疾患の診断書は殆どの項目が医師の主観によって書かれます。言い方に語弊があるかもしれませんが、医師の気持ち次第なのです。こうなると、もう審査に通るような内容でお書きいただくことは困難です。


奥様も以前からその医師に不信感を持っておられたらしく、こちらから信頼できる病院をお教えすると、直ぐにそちらへ転医されました。
数か月通院していただいた後に診断書を作成していただくことができ、無事に申請できました。

 

結果

無事、障害基礎年金の2級に認められました。

信じられない話かもしれませんが、過去に何度か、審査に通らないような診断書をわざと書かれる医師にであったことがあります。障害年金そのものが嫌いという医師もおり、ご本人から診断書の作成を相談されただけで怒り出されたケースもありました。

医師法上、医師は診断書の作成を依頼された場合は、正当な理由なく断ることができないとされています。そのためいくら嫌でも正式に依頼されれば、医師は書かざるを得ません。
嫌々書かれた診断書でも、手足の切断などであれば、その事実をお書きいただくだけですので問題ありません。内科系の疾患でも、検査数値からある程度客観的な審査をしてもらうことができますので、通る可能性はあります。
しかし精神疾患の診断書は、ほとんどが医師の主観によって記載される項目ですので、わざと通らないよう意識して書かれてしまうと、残念ながらどうしようもありません。

大半は素晴らしい医師ばかりなのですが、前述のような医師が稀にいらっしゃることも事実ですので、まずは専門家へご相談いただくことをお勧めします。

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